不登校生徒への支援:個別のアプローチの重要性 - 尾添校長の明日は晴れ②
不登校の原因は何があると思いますか?
いじめ、担任の先生と合わない、自分の持ってる性質、凄い進学校に入ってついていけなくなった、ヤングケアラーで学校に行けない、学校がそもそも大嫌いだ、起立性調節障害で朝起きることができない、なんでも優等生であることを求める親への反発、両親が離婚、不仲でつらすぎて、
ギフテッドと呼ばれる突出した才能の持ち主で学校の標準化された内容がとことん合わない、シンプルにメンタルが不調でしんどい、などなど。
あげ出したらホントにキリがないのです。
ここに書いた原因などなどは、私のこれまで13年間でリアルに経験したことしか書いていません。
一番大切なのはことは、今目の前にいるその生徒の話を聴いてあげることなのです。
すぐに話をしてくれないのは当たり前。
平日の真っ昼間、午後2時に自分の部屋を真っ暗にして訪問者である私を避けて、怯えて、息を殺している生徒に「話をしようよ」と言って話してくれるわけはありません。
「今日は突然来てごめんなさいね。お母さんから、お笑いが大好きって聞いたよ。もしできたら、次に来た時に、お笑いのYou tubeでも観れたらいいね。」
とだけ言ってその日は別室でお母さんと話しをして帰ります。
その日は、彼と一言も話せなくても、次は話せたらいいな。少しずつ前に進んでいけたらいいな。
という感じで出会いとたとえば訪問支援が始まっていくのです。
次回は、具体的な訪問支援の思い出を紐解いてみますね。
この記事を書いた人
尾添 先生
J-Web School / J-Schoolの高卒認定試験専門講師。約10年間、不登校支援カウンセラーとして、学校に行けず悩んでいる子供たちや、その保護者の話を聞き、未来への道をひらくご支援をさせていただいています。