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高卒認定試験の選択科目に迷ったらここ!【理科編】

update:2023.9.04

高卒認定試験に合格するためには、英語、国語、数学、歴史、公共、地理の必修科目に加えて、理科(科学と人間生活、物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎)などの選択科目を含め、合計8科目以上を受験する必要があります。

特に理科は物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎から3科目を選択肢受験する方法と、科学と人間生活から1科目を受験する2科目受験かを選ぶことができます。

高卒認定試験 理科

① 科学と人間生活

科学と人間生活を選択すると理科科目が2科目に減るため、おすすめ科目です。

科学と人間生活は、高校物理・化学・生物・地学のそれぞれの科目の中から一部をピックアップしたもので構成されています。概要のみ取り扱うため、基礎知識がなくても取り組むことができます。光の分野であれば、高校物理で出てくる波長や光路差を使う計算式は扱わず、光の物理現象を問う程度の内容に限られて出題されます。

また、問題を選択する形式です。例えば、物理は光か熱の2問から1問を選びます。自分が勉強したい分野を選択することができます。

② 生物基礎

生物基礎は、理科科目の中で一番生活に身近な科目です。
日ごろ、ニュースや新聞で見聞きする内容が登場します。
たとえば、「遺伝子組み換え食品」、実際にスーパーでそのような表示のある食品を目にしたことがある方もいると思います。「ゲノム編集食品」というものもあります。これらの違いが分かりますか?DNA・ゲノム・遺伝子・染色体、それぞれの言葉は異なるものです。生物を勉強すると、それらの違いを知る事ができます。
また「化石燃料の使用による温室効果ガスの増加」という言葉も耳にしますね。これは生物基礎の「生態系の炭素循環」を勉強すると、その仕組みや環境への影響を知る事ができます。
生物を勉強することで、新しい目線で世の中を見る事が出来るようになります。
高卒認定試験では、これら生物の基礎的知識を問う問題が出題されます。

③ 化学基礎

化学は生活の中でも幅広く使われています。セッケンや食品添加物のしくみ等について不思議に思う人は、是非、化学を勉強してみてください。世界が広がります。
色とりどりの花火は、元素の炎色反応によるものです。また、酸塩基反応を利用してトイレの洗剤や、換気扇の洗剤は汚れを落とします。
高卒認定試験では、原子の構造・性質、化学結合の種類・特徴、酸・塩基反応、酸化還元反応などが出題されます。
反応式や酸化数の計算もありますが、出題される元素や化合物の種類は基本的なものに限られています。
そのため、必要な暗記量は少なく、基本事項を押さえていれば解ける問題が多く出題される傾向にあります。

④ 地学基礎

地学基礎は、宇宙・地球・大気と海洋の3分野から出題されます。宇宙や鉱物や気象などに興味がある人は特に面白いと感じる科目です。

高卒認定試験の地学基礎では、他の理科科目に比べて問題中に写真が多く取り扱われる傾向にあります。例えば、岩石の写真、星団、示準化石の写真より、それらの名称や特徴が問われます。そのため、理科資料集などを手元に置き勉強することをおすすめします。また、海洋の動きやプレートなどの図やグラフを扱った問題もよく出題されます。図や表などに慣れておく必要があります。

⑤ 物理基礎

物理は数式を使って自然現象を理解する科目です。

人間がトラックや乗用車などを押して動かすにはどれくらいの力が必要かや、リコーダーを吹くと音が変わるのはなぜかなど、日常的に接する物理現象に興味を持ったことがある人におすすめです。

たとえば垂直にぶら下げたばねにおもりをつけたという状況を考えたとき、
ばねがどのくらい伸びるかを考えます。

「ばねの伸びはおもりの質量に応じて変化する。」
というように、性質に注目するとらえ方を「定性的」といいます。
一方、
「重さmのときのばねの伸びをxとして、kx=mg(gは重力加速度)に数値を当てはめると、ばね定数kの値を求めることができる。」
このように、現象を量的にとらえることを「定量的」といいます。

過去に出題された問題を見てみると、高卒認定試験では、定性的な問題と定量的な問題の両方が出題されていますが、定量的な問題の方が多い傾向にあります。

範囲は、力学を中心として波・電磁気・原子・分子の基礎的問題が出題されます。


高卒認定試験 理科

おわりに

選択科目はなるべく得意な科目を選ぶほうがよいです。またはじめて学習する人や得意科目がない場合でも、1科目あたりの学習時間が多くならないよう、理解しやすい分野を選ぶことで効率よく学習を進めることができます。

高卒認定試験は合格のために必要な科目数が多く、限られた時間の中ですべての科目をまんべんなく勉強することはあまり効率がいい方法ではありません。

自信を持って試験に挑むためにも、確実に得点につなげる範囲を広く持ったほうが良い一方、合格点以上の点数を取るためには得意不得意に関わらず、勉強する範囲を絞ってでも、一定の時間を割いて学習していく必要があります。

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