
こんにちは、高卒認定試験の社会科を担当しております、J-Web Schoolの大石です。
このコラムでは、長年の指導の経験を活かし、気になる高卒認定の科目について解説させていただきます。
高卒認定ってどんな科目があるの?難しいの?対策は?
そんな疑問を持たれて、このページに訪れていただいた皆様!
科目の選び方や特徴を知って、高卒認定合格への第一歩を踏み出しましょう!
中学校を卒業後、さまざまな事情で高校を卒業されなかった方、高校に在籍しているけれど、このまま卒業するか悩んでいる方…
中学卒業後、仕事で困ってないけれど、ずっと学歴で悩んでいる方…
高卒認定合格はその後の進学就職へのパスポートとなるだけでなく、ご自身にとって大きな自信や人生の財産となります。
しっかり準備すれば怖くない!
それではまいりましょう!
高卒認定試験の科目
2022年から、高等学校で新しい学習指針が導入されました。
これに伴い、高卒認定試験も新課程対応へと移行しました。
そして2026年度(令和8年度)試験からは、新必修科目「情報」が正式に加わり、現在の科目構成が確定しています。
現在の高卒認定試験では、以下の科目が出題対象となっています。
- 理系科目
数学/科学と人間生活/物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎 - 文系科目
国語/英語/公共/歴史/地理 - 新必修科目(2026年より):情報
出題科目は合計12科目ですが、すべてを受験する必要はありません。
理科の選択方法などによって、合格に必要な受験科目数は原則9科目(最大10科目)となります。
高認試験の11科目はどうやって勉強すればいい?詳しくは「【高卒認定の勉強法】テキスト準拠のWeb講義で効率学習!」記事をご覧ください!
必須科目7科目は必ず受験!
高卒認定試験の必修科目は国語・数学・英語・歴史・地理・公共・情報です。
ここでは、特に受験者が不安を感じやすい「歴史」と「公共」の特徴と学習のポイントを整理していきます。
歴史(旧世界史A・日本史A)
「歴史」は、2023年までの試験の「世界史A」と「日本史A」が統合した範囲です。
「A」という範囲は、現在に近い歴史を扱います。「歴史」では18世紀以降からの日本史・世界史を学びます。
2024年にはじめて試験が行われるため、過去問が無い状態での学習となります。
暗記科目であるため、早めに学習を始めておきたい科目です。
歴史を勉強する際は、まずは知識を増やしていき、その後に歴史上で起こった出来事を整理していく…という流れで学習するのがオススメです。
なお、2023年試験までの世界史A、日本史Aの過去問を見ておくと、おおよその「歴史」の出題難易度の予測や、理解度チェックにも役立ちます。
公共
「公共」科目は、2023年までの試験の「現代社会」「倫理」「政治経済」の内容が統合された科目です。「現代社会」と「公共」を比較すると、高等学校で使用されている教科書を見る限り大幅な範囲の変化は認められません。
文部科学省は、自ら考え、知識を活用する力の育成を推進しています。したがって、2023年までの「現代社会」のように、データや資料の読み取り問題は引き続き出題されると予想されます。
「現代社会」の過去問演習も役立つことでしょう!
〈必須科目一覧〉
| 科目数 | 必修科目 | 選択方法 |
|---|---|---|
| ① | 英語 | 必修 |
| ② | 国語 | |
| ③ | 数学 | |
| ④ | 歴史 | |
| ⑤ | 公共 | |
| ⑥ | 地理 | |
| ⑦ | 情報 |
2026年(令和8年)から、新たに必修科目「情報」が追加されます!

2026年度から「情報」が新たに必修科目として導入されることが決まりました。
これに伴い、合格に必要な科目数は9~10科目に増えるため、これまで以上に試験の負担が大きくなると予測されています。
新科目「情報」は、現代社会で欠かせないデジタルリテラシーやプログラミングなど、情報技術の基礎知識を扱う内容です。
高校の学習指導要領ではすでに「情報Ⅰ」として全員履修が義務づけられており、さらに大学入試でも2025年1月から「情報」科目が出題される予定です。
この流れを受けて、高卒認定試験でも「情報」の導入が必要と判断され、必修化が正式決定しました。
これにより、受験者の学習範囲は広がりますが、今から少しずつデジタル関連の知識を学んでおくことで合格に近づくことができます。
また、文章問題やデータの読み取り問題など、「思考力」「読解力」を問う出題が増えると予想されているため、早めの対策が合格への近道です。
情報科目についてもっと知りたい方は「新科目「情報」が高卒認定試験に追加!早めの対策が合格の鍵!」記事をご覧ください!
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選択科目は理系科目だけ
選択科目は、理系科目のみです。
理科科目には「科学と人間生活」「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」の5科目があります。
「科学と人間生活」を選択した場合、「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」のうちどれか好きな科目を1科目選べばOKです。つまり、理科科目は合計2科目となります。学習負担が軽くなりますね!
「科学と人間生活」を選択しない場合、理科科目の勉強量が増えます。
「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」のうち好きな科目を3科目選んで受験します。
おすすめは、「科学と人間生活」と「生物基礎」の科目(計2科目)です。
では、どの科目を選ぶと良いのでしょうか?
実は、理科科目はあまり難易度の差がありません。
どの科目も暗記科目なので、せっかく覚えるのであれば興味を持てそうな内容を選ぶのが良いと思います。
ぜひ高卒認定の過去問を見てみたり、書店の参考書(高校1年生の内容がおすすめ)を見てみて下さいね!
〈選択科目一覧〉
| 教科 | 科目数 | 選択科目 | 選択方法 |
| 理科 | 科学と人間生活 | 2又は3 | 以下の1.、2.のいずれかが必修
|
| 物理基礎 | |||
| 化学基礎 | |||
| 生物基礎 | |||
| 地学基礎 |
2026年試験を受ける上での注意点
2026年度(令和8年度)から、高卒認定試験の科目構成が新しくなります。
新課程では、これまでの「地理」「歴史」「公共」に加えて、新たに「情報」科目が必須科目として追加されます。
- 「日本史」と「世界史」に合格している ➡ 「地理」が必須となったため、「地理」の受験が必要
- 「政治経済」または「倫理」どちらか片方だけ合格している ➡ 「公共」の受験が必要
- 2026年度からは「情報」科目の追加により、受験科目が増えます
理科の選択科目についてもっと知りたい方は「高卒認定試験の選択科目に迷ったらここ!【理科編】」記事をご覧ください!
2026年からの高卒認定試験は、合格条件や免除科目、出題範囲が大幅に変わります。
しかし、ご安心ください。早めの準備を心掛け、各科目の学習を進めていけば合格できます。












