高卒認定試験は難しい?
受験科目・合格点・勉強法から出願まで専門講師が解説
高等学校卒業程度認定試験(旧:大検)は、高校卒業と同等の学力を証明できる国家試験です。合格することで高校卒業と同等の学力があると認められます。
つまり、高校卒業と同じように大学・専門学校への進学、就職、資格の取得ができる資格と言っても良いでしょう。
J-Web Schoolは長年にわたり、様々な背景を持つ受験生を合格へと導いてきた指導経験があります。この記事では、その豊富な実績に基づき、高卒認定試験の仕組み・受験科目・メリット・難易度・合格点・勉強法・出願方法・免除制度などを、初めての方にもわかりやすく解説します。
「高卒認定って何?」「どれくらい勉強が必要?」という不安をお持ちの方に、役立つ情報をまとめました。
大石 先生
無料相談する高卒認定試験とは?誰が受験できる?
高卒認定試験(高等学校卒業程度認定試験)とは、高校卒業と同等以上の学力があることを国が認定する試験です。
高卒認定試験は年に2回(8月と11月)実施されます。
受験資格は、受験する年度の3月31日までに満16歳になる人です。
つまり、高校1年生と同じ年齢以上の人が対象となります。
中学を卒業して高校に進学しなかった方はもちろん、高校に在籍している方や高校を中退した方、現在不登校の方、外国籍の方でも受験できます。
高卒認定に合格すると、高校卒業と同じように大学・専門学校への進学、就職、高卒以上が必要な資格試験の受験ができるようになります。
高卒認定試験の以前は「大学入学資格検定」(大検)と呼ばれていましたが、平成17年からは現在の名前に変わり、多少の変更点を加えて改めて実施されるようになりました。
これにより、より多くの人が高卒認定試験を受験しやすくなりました。
●受験資格の条件とは?
受験年度の3月31日までに満16歳となる方が受験できます。高校に在籍している方や高校を中退した方、現在不登校の方や、外国籍の方でも受験できます。
●高卒認定合格のメリットは?
大学や専門学校に進学したり、高卒以上が必要な資格試験や入社試験を受けることができます。
●高卒認定試験の最新日程は?
高卒認定試験は年2回(8月・11月)に実施されます。最新の正式日程・出願方法は、毎回の実施要項で発表されます。下のスケジュール表で全体像を確認し、詳細は最新の実施要項(文部科学省)をご確認ください。
高卒認定試験は、毎年8月と11月の年2回実施されます。次回の試験は2026年8月と11月に予定されています。
詳しい日程は文部科学省から正式に発表され次第、J-WebSchoolのサイトでもお知らせします。
日程は年度ごとに変わる場合があります。必ず最新の実施要項をご確認ください。
●高卒認定試験の受験料は?
高卒認定試験の受験料は、受ける科目数によって変わります。
一般的な試験と比べても、費用を抑えて受験できるのが特徴です。
受験科目数が3科目以下の場合は4,500円、4~6科目の場合は6,500円、
7科目以上の場合は8,500円必要となります。
例えば、共通テストの受験料が2科目以下で12000円、3科目以上で18000円となっているため、
それと比べても、高卒認定はリーズナブルに受験できる試験です!
| 受験科目数 | 受験料 |
|---|---|
| 3科目以下 | 4500円 |
| 4~6科目 | 6500円 |
| 7科目以上 | 8500円 |
高卒認定と高卒資格の違いは?3つのポイントでわかりやすく解説
結論から言うと高卒資格は「学歴」であり、高卒認定は「資格」です。
どちらも大学・専門学校への進学や就職で同等の効力を持ちますが、得られる資格・学習期間・通学の有無という3つの点で大きく異なります。
高卒認定と高卒資格は、どちらも大学・専門学校への進学や就職において同等の効力を持ちますが、根本的に「何を得られるか」が異なります。
①高卒資格は学歴、高卒認定は資格
- 【高卒資格】
- 高校を卒業したという「学歴」になります。
- 【高卒認定】
- 高校卒業と同等の学力を持つ「資格保有者」になります。学歴は中卒のままです。
履歴書への記載は、高卒認定取得を学歴欄・資格欄のどちらに書いても問題ありませんが、相手にわかりやすいように心がけましょう。
②学習期間が「3年間」か、「最短1年以内」か
- 【高卒資格】
- 全日制・定時制・通信制など、どのスタイルを選んでも3年間以上の在籍期間が必要です。
- 【高卒認定】
- 1年以内の学習で必要科目にすべて合格し、高認合格者として文部科学省から認定を受けることも十分可能です。
学習期間が大きく異なるため、早く進路を決めたい方は高卒認定が有利になります。
③通学の「有無」
- 【高卒資格】
- 高校を卒業する場合、通学(登校)が必要となります。通信制高校でも、最低限のスクーリング日数が求められます。
- 【高卒認定】
- 試験日以外に通学は一切必要ありません。自分のペースで学習ができ、忙しい社会人や主婦の方でも時間の融通がききやすいのがメリットです。
高卒認定試験の難易度は?合格点・合格率・出題範囲まとめ
高卒認定試験は、文部科学省が実施する国家試験ですが、出題範囲は高校1年生レベルまでの基礎的な内容です。
受験者の年齢やバックグラウンドはさまざまですが、適切な準備をすれば、決して難関試験ではありません。
ここでは、試験の難易度・出題範囲・合格点・合格率について、わかりやすくご紹介します。
出題範囲はどのくらい?:中学卒業〜高校1年生程度
高卒認定試験の出題範囲は、高等学校学習指導要領に基づく高校の基礎内容が中心です。
J-Web Schoolの授業は「中学の復習+高校の導入(高校1年生で学ぶ基礎)」を土台に、高卒認定に必要な基礎をしっかり学習できます。
なお、令和8年度第1回試験からは出題範囲が新課程に沿って整理され、試験科目に「情報(情報Ⅰ)」が必修科目として追加されます。
※新課程の出題範囲は「令和4年4月以降の高校入学者が使用している教科書」に対応しています。
- 国語:「現代の国語」「言語文化」など、読解・語彙・言語事項の基礎が中心
-
地理・歴史・公共:新課程では「地理総合」「歴史総合」「公共」が範囲となります。
これらは単元の積み上げが多く、範囲が“学年で固定”される科目ではないため、教科書の全体から幅広く出題されると考えておくと安心です。 - 数学:新課程の範囲は「数学Ⅰ」。計算・関数・図形などの基礎が中心です。
- 理科:「科学と人間生活」+各基礎(物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎)が対象
- 英語:「英語コミュニケーションⅠ」。文法・語彙・基本読解など、基礎力が問われます。
- 情報:令和8年度第1回から「情報Ⅰ」が追加。用語理解+基本的な考え方(情報モラル/セキュリティ/データ/アルゴリズム基礎…)を押さえるのが近道です。
高卒認定の問題は、基本的には基礎知識の理解を問うものが多い傾向があります。ただし科目によっては、文章量が多かったり選択肢の判断が難しい問題もあるため、まずは過去問で出題パターンを把握し、基礎を固めることがお勧めとなります。
とくに新しく追加される「情報」は、サンプル問題や例題で形式に慣れておくと安心です。
合格点(合格ライン)は何点?40点前後が目安
高卒認定の合格点は、おおよそ40点前後です。
文部科学省は合格最低点を公表していませんが、過去出題の傾向から、概ね38点~45点あたりが合格ラインの目安と考えられます。
J-Web Schoolの指導経験から、50点を目標にすると、確実に合格点を超えることができます。
試験問題はすべてマークシート形式で、記述問題は出題されません。選択肢は4択〜6択が一般的です。
また、問題内容は高校1年生程度の基本知識を問うものが中心で、ひっかけ問題や難解な応用問題は少ない構成になっています。
合格率はどのくらい?全科目合格率は約40%~50%
- 【全科目合格率】
- 約40%~50%
- 【科目合格率】
- 約90%。
全科目合格率は、年度ごとの試験難易度や受験者層の違いなどにより増減します。
例えば、令和6年度は受験者15,585人のうち、高卒認定試験合格者(全科目合格)は7,748人で、合格率は約49.7%。
令和7年度は受験者16,820人のうち、全科目合格は7,937人で、合格率は約47.2%でした。
一方、1科目以上合格者(全科目合格+一部科目合格)は約9割と高い傾向があります。
実際に令和7年度では、1科目以上合格者は15,041人(89.4%)で、約9割にのぼります。
このことから、高卒認定の難しさの1つが「科目の多さ」にあることが分かります。
高卒認定の合格の秘訣は、効率の良い学習(優先順位づけ)と言えるでしょう。
一度合格した科目は次回から受験しなくていい
高卒認定は、1度合格した科目は次回から受験する必要がありません。
合格の有効期限はありません。
もし不合格になってしまった科目があったとしても、次の試験で再チャレンジが可能です。
合格科目を少しずつでも重ねていって合格を目指すこともできるので、状況に応じて合格への計画を立てることもできます。
たとえば、J-Web Schoolの総合本科コースは2回の受験までを想定し、受験科目を分けて受験することもできる、マイペースでじっくり学習できるコースです。
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高卒認定試験合格に必要な科目は?必修・選択の違いと注意点
高卒認定試験に合格するには、原則として9科目(最大10科目)の合格が必要です。
高等学校での新しい学習指針の導入に伴い、高卒認定試験は現在、新体制で実施されています。
2026年度からは、新科目「情報」が必修科目として正式に追加されました。
これにより、従来8科目だった必修が9科目となり、理科の選択次第では合計10科目になります。
科目数の増加に伴い、受験者の学習負担はさらに増しています。
効率よく合格を目指すには、早めの科目計画がカギです。
特に理科の選択配分と新科目「情報」の対策は、これから受験する人にとって重要なポイントになります
| 国語 | 英語 | 数学 | 歴史 | 地理 | 公共 | 情報 |
|---|
| 科学と人間生活 | 物理基礎 | 化学基礎 | 生物基礎 | 地学基礎 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
|
||||||
| 教科 | 試験科目 | 科目数 | 合格要件 |
|---|---|---|---|
| 国語 | 国語 | 1 | 必修 |
| 歴史 | 歴史 | 1 | 必修 |
| 地理 | 地理 | 1 | 必修 |
| 公共 | 公共 | 1 | 必修 |
| 数学 | 数学 | 1 | 必修 |
| 理科 | 科学と人間生活 | 2又は3 |
以下の1.、2.のいずれかが必修:
|
| 物理基礎 | |||
| 化学基礎 | |||
| 生物基礎 | |||
| 地学基礎 | |||
| 外国語 | 英語 | 1 | 必修 |
| 情報 | 情報Ⅰ | 1 | 必修(2026年度から) |
高卒認定の勉強法3選
①通信で学ぶ(オンライン学習)
テキストやインターネット講義などを通じて、自分の好きな時間や場所で勉強を進められるのが通信学習の魅力です。通学の必要がないので、部活やアルバイト、家庭の用事とも両立しやすいですよ。費用が抑えられるのも嬉しいポイントです。
でも、通信学習にはこんな心配もありますよね。
●「わからない問題が出てきたとき、誰に聞けばいいの?」
●「一人で勉強していると、途中でやる気がなくなっちゃいそう…」
J-Web Schoolは、その「一人きりの不安」を解決するために作られたオンライン専門の学校です。
一般的な通信教育と違い、私たちは「双方向学習(One to One)」を大切にしています。まるで先生が隣にいるような感覚で、通学以上の丁寧なサポートを受けられます。
先生と二人三脚で合格を目指せるのが、J-Web Schoolのオンライン学習の最大の強みです。
【J-Web Schoolの経験に基づくサポートノウハウ】
私たちは長年の指導経験から、受講生一人ひとりの「現在の学習状況」や「生活リズム」に合わせて、無理のないペースで勉強を進められるようサポートと的確なアドバイスを提供しています。特に、過去のブランクや学力に不安がある方でも、「挫折しない・無理なく続けられる」計画と精神的サポートこそが、確実な合格に繋がると確信しています。
高卒認定専門校J-WebSchoolとは?インターネット学習の特徴!
②通学で学ぶ(予備校・塾)
塾や予備校などに通って学ぶ方法で、大きく集団授業と個別授業に分かれています。
費用は通信より高くなりますが、経験豊富な先生から直接指導を受けることができ、その場で疑問や課題を即座に解決できるのが最大の利点です。
勉強に強い苦手意識があったり、モチベーション維持が難しかったりする方にお勧めです。
J-Schoolの個別指導は、単に科目の知識を教えるだけでなく、生徒様のやる気を最重要視しています。この長年の指導経験とサポートノウハウこそが、当校の個別指導の最大の強みであり、高い合格実績に繋がっています。
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③独学で学ぶ
市販の参考書や高校の教科書を通じて学ぶ方法です。
最も学費を抑えることができますが、困った時に相談することが難しく、勉強の自己管理が必要となります。
勉強が得意な方、資格試験の勉強に慣れている方にお勧めです。
短期間で合格できる!高卒認定の3つのメリット
高卒認定試験の最大の魅力は「短期間で合格が目指せる」試験です。
高校卒業資格を得るには通常3年間の在籍が必要ですが、高卒認定試験なら自分のペースで学習を進め、最短1年以内の合格も十分に可能です。
高校に通うかわりに受験を選ぶことで、勉強の時間やスケジュールを自由に調整でき、仕事や資格勉強との両立もしやすくなります。
ここでは、高卒認定試験で得られる3つのメリットをわかりやすく紹介します。
①1年以内に合格が目指せる!
高校卒業は3年間の就学期間が必要です。
一方、高卒認定は短期間で合格が目指せます。
高卒認定試験は毎年2回(8月・11月)実施され、合格すればすぐに高卒同等の資格が得られます。
「同学年の皆に遅れずに進学をしたい」「短期間で進学や就職を目指したい」など、高卒認定は時間を有効活用できることが魅力の1つです。
進学する18歳より前に合格した人は、進学への準備や留学など、学校生活にとらわれない強みを活かして伸ばすこともできます。
②進学・就職で「高卒」と同じ扱い!
高校卒業者も、高卒認定取得者も、得られる権利はほぼ同等です。
大学や専門学校への進学はもちろん、総合型選抜(旧:AO入試)の受け入れも行っている学校がほとんどです。
また、就職の際には高卒以上まで応募範囲が広がったり、昇格や昇級に活用できたりと、幅広い効力を持つ資格と言えます。
学歴欄には「高卒認定合格」と記載でき、履歴書上も十分に活用できる資格です。
③高校の修得単位が活かせる!科目免除制度あり!
高校で修得した単位がある方は、高卒認定の受験科目が減る可能性があります。
例えば「世界史Aの単位を高校で修得している」場合、高卒認定の歴史は受験しなくてもOKです。
高校で修得した単位は、高校に「単位修得証明書」を取り寄せれば確認することができます。
また、「高卒認定を受けるためには高校を辞めなければいけませんか?」という質問をいただくことがあります。
実は、高卒認定は、高校に在籍していても受験し、合格することができます。
高校を辞めるか悩んでいる方、高校卒業を目指したいけれど心配な方は、高卒認定に合格しておき、いずれの状況になっても進学できる状態にしておくということもできます。
■ 高卒認定試験合格者の声
Y.Rさん 17歳 男性
高等学校卒業程度認定試験を受けようと思った理由は、専門学校の受験資格がほしいと思ったからです。しかし自分に苦手科目が多く、科学と人間生活を受けましたが、一回目の試験では合格する事が出来ませんでした。しかし、先生方の指導のおかけで、無事に合格する事が出来ました...
高卒認定試験の出願方法と試験までの流れ
高卒認定試験に参加する決心をされた方でも、出願に関して不安な方も多いと思います。
この記事では、一歩ずつ手順をご説明しますので、出願への不安を解消しましょう!
願書の入手方法
高卒認定試験の日程や手続き期間は、文部科学省のホームページで確認できます。
願書はお住いの各都道府県の教育委員会で入手できるほか、インターネットや電話で請求することも可能です。
詳細は文部科学省のホームページをご覧ください。
出願手続き書類の種類・願書の記入方法
- 受験願書・履歴書※黒鉛筆(H、F、HB)のみ使用可。ボールペン不可。
- 受験料(収入印紙)
- 写真2枚(4cm×3cm)
- 住民票または戸籍抄本※原本のみ。コピー不可。
- 科目合格通知書※原本のみ。コピー不可。
- 試験科目免除に必要な書類
- 個人情報提供同意書
- その他:氏名変更や特別措置希望の場合は必要書類が異なります。
願書は受験案内に従って記入します。また、提出が必要な書類に関する詳細な情報を文部科学省受験案内で確認しましょう。
住民票が必要になる方は早めに準備しておきましょう。
試験科目に免除科目があるかもしれない方は、免除科目を確認しましょう。
免除科目がある場合には、申請に必要な証明書を事前に手配し、入手してください。
証明書や受験願書など必要書類を文部科学省に郵送します。
免除科目のための証明書は厳封で提出しなければなりません。
決して手元に届いても開封しないでください。
証明書の内容をご覧になりたい場合は、もう1通取り寄せるようにしましょう。
願書の提出
出願用封筒に印刷されている「出願書類確認簿」で必要書類を確認します。
「受験願書・履歴書」のほか、受験科目数に応じた収入印紙、写真2枚などを同封します。
出願期間内に郵便局の窓口で、出願用封筒を簡易書留で郵送します。
その際、郵便局から「書留郵便物等受領証」を受け取り、保管しておきます。
簡易書留で郵送する際は必ず郵便局の窓口で手続きしてください。
ポスト投かんは不可です。
受験票の到着
提出書類に不備がなければ、受験票一式が文部科学省から郵送されてきます。
届きましたら、受験票の記載内容に間違いがないか、試験会場の地図が入っているかなどを確認します。
受験票が届かなかったり、受験票に記載されている内容に間違いがあったりする場合には、文部科学省に問い合わせましょう。
文部科学省代表電話番号 03-5253-4111(代表)
試験本番での持ち物リスト
- 受験票
- 試験会場の地図
- 受験科目一覧
- 鉛筆(複数本)
- 消しゴム(2個推奨)
- 時計(携帯電話不可)
携帯電話を時計代わりに使うことはできません。鉛筆は複数本、転がりにくい鉛筆を持っていきましょう。
消しゴムも2個持っていくと、1つを落としても試験に集中できますのでお勧めです。
試験結果の通知
合格者には「合格証書」または「科目合格通知書」が届きます。
ただし、合格科目がない場合には、受験結果のみが通知されます。
科目合格は有効期限がなく、合格した科目は一生有効です。
免除科目の確認と申請方法
高卒認定試験では、一定の条件を満たすことで一部の科目を受験しなくてもよい「免除制度」が設けられています。
高校で取得した単位や、英検・数検などの資格、または過去に高卒認定試験で合格した科目がある場合、その科目は「合格済み」として扱われる仕組みです。
免除が認められた科目は試験当日に受験する必要がないため、全体の学習負担を減らし、効率的に合格を目指すことができます。
申請には証明書や合格証明などの提出が必要なので、事前に条件を確認し、早めに申請手続きを行うことが大切です。
免除の対象となるケース
以下のいずれかに該当する方は、試験科目の一部が免除される可能性があります。
・高等学校に1年以上在籍し、単位を修得された方
・高等専門学校(5年制)に1年以上在籍し、単位を修得された方
・実用英語技能検定(英検)や日本数学検定(数検)、歴史能力検定(歴検)など、指定された技能検定に合格された方
・すでに大検または高卒認定試験で科目合格している方
・文部科学省が指定する高等専修学校(専修学校高等課程)に1年以上通学されていた方など
免除申請のために必要な書類
免除を申請するには、条件に応じた「単位修得証明書」の提出が必要です。
| 免除の根拠 | 必要書類の例 |
|---|---|
| 高校で単位を修得 | 単位修得証明書(または成績証明書) |
| 技能検定に合格 | 検定の合格証明書(※原本が必要) |
| 過去の合格科目(大検・高認) | 科目合格通知書 |
単位修得証明書は卒業・退学から一定の期間が経過している場合、学校での保存年限を過ぎており発行できないケースがあります。
修得単位が確認できない場合、免除申請は認められませんので、できるだけ早めに在籍校へお問い合わせください。
免除制度を活用するメリット
免除制度を利用することで、試験科目数が減る分、以下のようなメリットが期待できます。
・学習時間の短縮
・負担の軽減
・得意科目や残りの科目に集中できる
・精神的な余裕が生まれる
すでに取得している検定資格や過去の学習歴が、合格への近道になる可能性があります。ぜひ積極的にご活用ください。
高卒認定試験における免除制度は、過去の学習歴や資格を活かして、効率よく合格を目指すための重要な制度です。
「自分も免除の対象になるかもしれない」と思われた方は、早めに該当科目や必要書類を確認し、出願と同時に申請できるよう準備を進めておきましょう。
高卒認定試験についてよくある質問(FAQ)
.過去問をくり返し解くこと
.自分の弱いところにしぼって練習すること
の2つです。
ただし、丸暗記だけだと危ないです。
「どうしてその答えになるのか」を理由まで理解しましょう。
理由がわかっていないと、少し問題が変わるだけで手が止まります。
過去問は文部科学省の公式サイトにあります。もっとていねいに学びたい人には、J-出版の「高卒認定スーパー実戦過去問題集」がおすすめです。
科目選択や一人での勉強に不安がある方は、お気軽にご相談ください。
ただし、一部の学校では年齢などの条件もあるため、各校の募集要項を確認しましょう。
はい、高卒認定試験合格後の進学先には、大学、短期大学、専門学校、海外の大学などがあります。
各学校の特色を以下にまとめました。
大学
大学の学部には以下のようなものがあります:
- 人文科学系:文学や哲学、教育、芸術などを学びます。
- 社会科学系:政治・経済、社会、国際などの学問を学びます。
- 理・工・農学系:自然の法則や産業に役立つ技術などを学びます。
- 医科・歯科・薬学・家政系:医師や看護師、薬剤師などを目指したり、食物について学びます。
専門学校
大学と似た学部構成ですが、より実践的な内容を学ぶ学校です。
年間で仕事に直結するスキルを身に付けることができます。
短期大学
美容・介護・調理など、専門的な技能や資格を短期間で取得できる学校です。
- 美容・理容
- ファッション・デザイン
- 介護
- マッサージ
- 調理
- 栄養
- ビジネス
- 情報
※ その他にも様々な技能を学べる学校があります。
海外の大学
高卒認定試験に合格すると、海外大学の受験資格を得ることができます。
進学希望の大学で条件を確認し、留学支援機関に相談しましょう。
高卒認定試験合格後には、各種資格を目指す道もあります。
以下に代表的な資格と概要を紹介します。
独立を目指す資格
| 資格 | 内容 | 学歴等受験資格 |
|---|---|---|
| 司法試験 | 弁護士や検事を目指す資格です。 | 法科大学院修了 |
| 行政書士 | 官公庁への書類作成などを行う国家資格です。 | 無 |
| 司法書士 | 法律の専門家として活動します。 | 無 |
| 税理士 | 企業や個人の税務に携わる専門家です。簿記1級取得で受験可能です。 | 有 |
| 社会保険労務士 | 保険や労務に関する書類作成などを行います。 | 有 |
| 弁理士 | 特許関連の専門家として活動します。 | 無 |
ビジネス・ITの資格
| 資格 | 内容 | 学歴等受験資格 |
|---|---|---|
| ファイナンシャルプランナー | お金の専門家として活動します。 | 無 |
| 基本情報技術者試験 | IT関連の入門資格で、プログラマーに必要なスキルを測定します。 | 無 |
| 簿記検定試験 | 経理関連のスキルを認定する資格です。 | 無 |
外国語の資格
| 資格 | 内容 | 学歴等受験資格 |
|---|---|---|
| 実用英語技能検定 | 通称「英検」と呼ばれ、最もポピュラーな英語資格です。 | 無 |
| TOEIC | 世界でもっとも有名な英語資格の1つです。 多くの企業で導入されています。 |
無 |
| TOFEL | TOEICに並び、人気の資格です。 留学する方にお勧めです。 |
無 |
| 国連英検 | 英語資格の中でトップクラスの難易度です。 英語力だけでなく、英語による思考力も求められます。 |
無 |
医療・福祉の資格
| 資格 | 内容 | 学歴等受験資格 |
|---|---|---|
| 医師 | 医療分野の最高難易度資格です。 | 有 |
| 看護師 | 病院で活躍する医療職の1つです。 | 有 |
技師
| 資格 | 内容 | 学歴等受験資格 |
|---|---|---|
| 自動車整備士 | 自動車を整備する上で求められる資格です。 | 有 |
| 測量士 | 各地の測量をするのに必要な資格です。 | 無 |
| 危険物取扱者 | ガソリン等の危険物を取り扱うのに必須の資格です。 種類は甲、乙、丙に分かれています。 |
無 (種別によっては実務経験などが必要になる場合があります) |
| 建築士 | 建築設計に必要な資格です。 難関資格の1つで、実務経験によりステップアップを目指せます。 |
有 |
高卒認定試験のまとめ
高卒認定試験は、高校卒業と同等の資格を得ることで、大学・短大・専門学校への進学や、高卒以上が条件の就職・資格試験に挑戦できるようになる国家試験です。
通信・通学・独学など、自分に合った学び方で目指せるのも特長で、社会人や高校中退者、不登校経験のある方にも広く門戸が開かれています。
進路を切り開くための第一歩として、ぜひ高卒認定試験を活用してみてください。
こまで読んで「何から始める? 免除はある? 出願は大丈夫?」と不安なら、回り道を減らす準備をしましょう。
J-Web Schoolは高卒認定に特化したオンライン指導校です。勉強からしばらく離れていた方や、仕事と勉強を両立したい方など、あなたの生活リズムに合わせて無理のない学習計画を一緒に作ります。
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