
10年間不登校支援をしてきた中で、高卒認定取得から大学進学というプロセスをたどる生徒もたくさんみてきました。
高校を不登校になる原因は、たくさんあります。
イジメ、学業の不振、先生への拒否感、家族環境など、10人の生徒がいれば、10通りの原因があります。
起立性調節障害などの病気で欠席しているのに、学校に来ていないというだけで不登校でくくられて辛い思いをする生徒もいます。
大切なのは、不登校=怠けからきていると短絡的に考えず、自分の子どもは何が原因なのかをしっかり見極め、それにあった対応をすることです。
高校を中退したW君のケース
たとえば、進学校に入ったものの、勉強至上主義的な雰囲気に息が詰まりそうになったW君は高1の1学期に退学しました。
彼はそのあと、高卒認定を取得して京都大学に晴れて合格します。
その道のりは決して平坦なものではありませんでした。
高卒認定試験は決してハイレベルな問題を解く試験ではありません。
しかし、高校1年の1月期に退学したW君は高校の取得単位が全くないところから、全科目を高卒認定試験で合格する必要がありました。
独学で勉強。1科目が不合格に
彼はまず独学の道を選びました。
高一の夏の高卒認定試験で受験した結果、世界史だけ落とす結果に…。
年度内のもう一度の機会である秋の受験で1科目だけチャレンジするという効率の悪いかたちになってしまい、「完全独学ではなく誰かに指導してもらえば良かった」と後悔しました。
秋の高認試験で合格。大学受験の勉強へ
秋の受験で世界史も合格し、高卒認定試験に合格できましたが、その先の目標は京都大学への進学というとても高いものでした。
現役学年での入学は叶いませんでしたが、高卒認定試験も含めると丸3年にわたる学習を積み重ね、晴れて希望の京都大学に進学できました。
その3年の日々の中で、学習面でもメンタル面でも相談できる塾長との出会いが、彼に学習と気持ちのやる気を与えて続けてくれたそうです。
不登校支援の企業を立ち上げ
今、W君は自分のように高校生活に悩み、学校に馴染めず不登校になった生徒たちの為の塾を立ち上げ、大学生ながら学生経営者として奮闘努力しています。
一人でも多くの不登校の生徒たちの心を励まし、寄り添って高校合格や大学合格に導くことに喜びを感じて活動をしています。
J-Web schoolでは、高校を中退した方の高卒認定資格取得を全面的にバックアップしています。
社会人の方ももちろんお待ち申し上げております。