通信制高校と高卒認定どっちがいいの?



高校を中退した人や高校に行かなかった人が大学、短大、専門学校に進学したいとなった時、通信制高校に行くか、高卒認定試験を取得するかという大きく2つの選択肢があるかと思います。

それでは、通信制高校と高卒認定、結局どっちがいいの?と考える人も多いのではないでしょうか?

結論からいうと、「人によって異なります」。

ええ!?と思いましたでしょうか。
人によって大切にしていること、価値観や人生観が異なるため、「絶対こっちがおススメですよ」と言い切ることは不可能です。

そこで、ここでは通信制高校と高卒認定の違いと、メリット・デメリットについて見ていきたいと思います。

それぞれの違いについてしっかりと理解した上で、自分に合った進路を選んでいきましょう。

通信制高校ってどんな学校?

通信制高校とは、基本的に毎日学校に通う必要がなく、主にインターネットなどを活用して単位を取得していく学校です。

3年間在籍し、学校が定めた科目の学習を終えることができれば卒業できるのですが、そのために必要なレポートの作成や提出、単位認定テストを受けるための通学などが必要となります。

毎日高校を通わなくて良い分、比較的自由に自分の時間を使うことができます。

通信制高校のメリット・デメリット


 通信制高校のメリット 
  • ① 自由な時間が多
  • ② 学校によって、様々なことが学べる
  • ③ 高校を卒業できる

① 自由な時間が多い

毎日通学をしなくて良いため、その分の時間を自由に使うことができます。
そのため、仕事と両立したい社会人の方も十分卒業可能です。

② 学校によって、様々なことが学べる

通信制高校によっては、ファッション・デザイン・プログラミングなどの授業を行っている学校もあります。将来目指したい進路や興味がある分野を高校生活の中で学ぶこともできます。また、全寮制の学校など、生活スタイルのサポートがある学校もあります。

③ 高校を卒業できる

通信制高校を卒業すると、全日制高校や定時制高校と同じように、高校卒業となります。
もちろん大学や専門学校への進学が可能です。



 通信制高校のデメリット 
  • ① 卒業に時間がかかる
  • ② 勉強の自己管理が必要

① 卒業に時間がかかる

高校を卒業するには最低3年間は在学し、卒業条件をクリアしなければなりません。
また、通信制高校は3年以上の在籍が可能であるため、卒業までの時間が伸びてしまう可能性があります。

② 勉強の自己管理が必要

レポートの作成やテスト勉強などについては、基本的には自己管理が必要となります。
自主性が高いぶん、計画的な学習が必要となります。

高卒認定試験ってどんな試験?

高卒認定試験とは、様々な理由で、高校を卒業できなかった人や高校に進学しなかった人のために、文部科学省が実施している国家試験のことです。

試験は年に2回、8月と11月に実施されています。

高卒認定試験を受験して合格すれば「高等学校を卒業した者と同等以上の学力がある」と文部科学省に正式に認定してもらうことができます。

よって、合格すれば、大学、短大、専門学校、それから、全ての国家試験の受験資格が得られることになります。

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高卒認定についてもっと知りたい方は「高卒認定試験とは?初心者向けにマルっと解説します」記事をご覧ください!


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高卒認定のメリット・デメリット


 高卒認定のメリット 
  • ① 1年以内に取得が目指せる
  • ② 現在18歳以下の人は、同学年のみんなに遅れず進学できる
  • ③ 学費を節約できる
  • ④ 仕事にも活用できる

① 1年以内に取得が目指せる

高卒認定試験は16歳以上であれば誰でも受験可能で、8~10科目の試験に合格すれば取得することができます。試験に合格さえすれば良いため、通信制高校と比較して最大2年半ショートカットすることができます。

② 現在高18歳以下の人は、同学年のみんなに遅れず進学できる

高校は卒業するために3年の在籍と学習が必要であるため、高校3年生の年齢で卒業することが間に合わず、進学が1年以上遅れてしまうことがあります。
高卒認定は早ければ半年以内に合格を目指せるため、同学年のみんなに遅れることなく進学が可能です。

③ 学費を節約できる

高卒認定試験の受験料は、受ける科目数によって変わります。
一般的な試験と比べても、費用を抑えて受験できるのが特徴です。
受験科目数が3科目以下の場合は4,500円4~6科目の場合は6,500円7科目以上の場合は8,500円となっています。

高卒認定試験なら、独学の場合は受験料と参考書代などの最低限の費用で受験できます。

さらに、短期間で合格を目指せるため、1年以内の学習で必要科目にすべて合格し、時間とお金の両方を節約しながら進学や資格取得を目指すことができます。
「できるだけ費用をかけずに学び直したい」という方にとっても、高卒認定試験は大きなチャンスです。

④ 仕事にも活用できる

高卒認定を取得すると、進学だけでなく仕事にも活用可能です。
たとえば高卒以上の求人に応募できるようになったり、昇進や昇給の際に高卒認定の取得をもって認められたりすることも多くあります。


 高卒認定のデメリット 
  • ① 高校を卒業したことにはならない
  • ② 独学の場合は、自己管理が必要
  • ③ 人によっては、高卒認定に偏見がある

① 高校を卒業したことにはならない

高卒認定は高校卒業と同じ効力を持つ国家資格ですが、高校に3年間在籍して卒業したわけではないため、「高校卒業」ではありません。「高校卒業」にこだわりたい人は、もしかしたら引け目を感じてしまうかもしれません。

ただし、高卒認定を卒業後、大学や専門学校へ進学すると、最終学歴は大卒・専門卒となります。

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高卒認定試験に合格したら履歴書にはどう書くの?」記事をご覧ください!


② 独学の場合は、自己管理が必要

試験で合格すれば高校卒業と同じになれる高卒認定ですが、勉強途中で挫折してしまうこともあるかもしれません。
高卒認定の合格を目指す塾や予備校を活用したり、SNSなどで同じ仲間を募ったりするなどの工夫がおススメです。

③ 人によっては、高卒認定に偏見がある

どの学校を出た、どの町の出身か…など、言い出すときりがないのですが、高卒認定に対して偏見を持つ人もいます。それは、通信制高校にも同じことが言えます。
企業の人事によると、採用で最も重視するのはコミュニケーション能力であるといいます。
ご自身が選んだ選択、そして人生に自信を持って説明すれば、この問題のほとんどは解決すると思われます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

通信制高校は2023年現在、250校以上と数を年々増やしています。

また、高校に積極的に進学せず、高卒認定をはじめから取得して時間を自由に使われる方も増えつつあります。

「高校に通うのが当たり前」という風潮から学習の自由化への流れは、今後ますます加速していくのではないでしょうか。

この記事があなたの進路選びに少しでもお役に立てましたら嬉しいです。

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 この記事を書いた人
 大石 先生
J-Web School 東京校校長。高卒認定指導歴10年以上。中卒・高校中退・社会人の「学び直し」を専門とし、数百名以上の合格実績を持ちます。 教材作成にも関わっています。一人ひとりの状況に寄り添った丁寧なサポートを心がけています。

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